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紅茶屋が発行するメルマガの読者の方なら、(もしかしたら)常識なのかもしれませんが、皆さんはティーコージーを使っていますか。 念のため、ご存知のない方のために説明しますと、ティーコージーとは、ポット(急須)に入った紅茶の温度を保つための保温用のカバーのことです。厚目の生地一枚でできたものもありますし、綿が入ったものもあります。 僕は、このティーコージーを2年ほど前から使い始めているのですが、まったくもって素晴らしいですね。ただの、座布団みたいな綿入れなのに、保温効果がスゴイんです。 冬はいくら暖房を入れていたとしても、どうしても冷めるのは早いですから、これがあると無しでは大違いです。おおよそ、ティーコージーなしの5分後と有りの15分後が同じくらいの温かさです。(異論ありそうですが‥。) 僕のように、仕事柄、何時間もパソコンに向いつつ、何杯も紅茶をすする者には欠かせません。 ところで、ティーコージー(Tea Cozy)とは、言葉からわかるように元はイギリスから日本に渡ってきたものです。そこで疑問に思うんですけども、どうしてお茶の歴史がずっと長い中国や日本でティーコージーのような保温具が生まれなかった(或いは普及しなかった)のでしょうか。 そこでツラツラと考えてみたところ‥‥ 1.産業革命後のイギリスほど、中国や日本の庶民は豊かではなく、お茶を楽しむ余裕がなかった。 2.緑茶は紅茶よりも二煎目の味がよく、まめにお湯を継ぎ足すから必要がない。 3.アジアの急須は、小さめに作られている。 などのような説が浮かびました。 ‥‥でも、そういえば僕が今まで旅したイランとかトルコ、シリアやヨルダンでも紅茶が飲まれていたけれど、ティーコージーなんて一度も見かけませんでした。 そうすると、「何故イギリスにだけ保温具が生まれたのか」を考えた方がいいかもしれませんね。どなたか、そこらへんの事情に詳しい方がいらしたら、おしえてくださーい。(山内) |
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