コラム4
 
包装(ラッピング)について

先日、プレゼント包装の対策をしました。今までも一応ラッピングの体制は整えていたのですが、種類が少ないこともあって、年末年始のシーズンに備え、よりカッコよく(或いはカワイく)パワー&バージョンアップ することにしました。

当店では、紅茶のプレゼント包装に、紅茶の袋に熨斗(のし)を付けるものと、袋に入れるタイプの二つを用意しています。

いろいろ考えたのですが、既製のものにはあまり魅力的なものが見つからないのと、サイズが大き過ぎたり小さ過ぎたりするので、今回は自分たちで袋を作ってみることにしました。

その袋の中に紅茶やチャイを入れて、口の部分をキュッとリボンで結ぶわけです。

さっそく東京・渋谷の専門店に行き6種類ほど和紙とタイ紙(タイから輸入されたものです)を買ってきて、試作してみました。予想以上のなかなかの出来栄えです。

和紙の特徴は、柔軟性があって材質が強いことです。特に手作りの高級和紙は、線が西洋紙のように直線ではなく波のように上下し、厚みも均一ではありません。

厚さは、一般のノートに使われているものの2〜3倍あります。ちょっと無骨な感じさえします。しかし、和紙に触ったときの柔らかさ、しなやかさ、暖かみは、独特のものです。

タイ紙は、触るとちょっとゴワゴワした感じがしますが、枯葉が漉き込まれていて、明るい色のリボンで口を結ぶととてもキレイです。
 

クリスマスシーズンとなると、無数のプレゼントが行き交い、そのほとんどには何かしらの包装がされています。しかし、そのラッピングの大半は破って捨てられていますよね。

それでは、ちょっと寂しいので、できるだけ二次利用してもらえるようなものが出来ないかと考えました。紅茶を取り出したあとに、何か小物でも入れてもらえたらいいなと。

しかし、そうカッコイイことを言いながらも、当店でも紅茶を発送するときにはビニールを使っています。(チャイセット一個の場合は紙袋。)

僕は、個人的にそういうビニール製のものは燃やすと有毒ガスが出るし、それを取っておく人もまずいないだろうから、使用に反対なのですが、でもくもりぞらさんは「雨に濡れないようにするのに、これは必要だと思うけどなぁ」と言います。

他にも、紅茶の袋をそのまま裸で封筒に入れるのも気が引けるというくもりぞらさんの気持ちも理解できるだけに悩んでしまいます。うーん、どうしたもんでしょうかね‥‥。

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