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カルカッタのチャイ屋の少年たちの多くは、実は地元の子ではなく、地方から列車に乗って連れてこられた子供たちです。 チャイ屋のオヤジと少年の親の間で半年程度の契約を結び、その間カルカッタでチャイを作り続けるわけです。 親としても口減らしになるし、現金収入が入るので都合がいいんですね。(まるで『おしん』の世界!) チャイ屋で働いていると、当然学校には行けないけれど、田舎にいても貧しくて学校には行ったことがないので同じことです。 彼らに年齢を聞くと、10才前後が多いんですが、それにしては体が小さくてどう見ても3才は下に見えます。赤ん坊の頃から、あまり栄養のあるものを食べてこなかったせいでしょう。 カルカッタでバックパッカーが集まるので有名な「サダル通り」という通りがあり、旅行者目当てのインターネット屋が軒を並べ、乞食や麻薬の売人なんかもいて一日中すごく賑やかです。 そんな中で、田舎から連れてこられたチャイ屋の少年たちは、オヤジに叱られたり、お客とおしゃべりしたり、外国人の旅行者にチップをもらったりしつつ、ガンバっています。 コラムトップへ |
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