コラム32
 
夏のお茶を考える

まだ7月初めですが、かなり暑いですね! 北東北と北海道以外は、情容赦ない蒸し蒸しの夏が今年もやってきました。冷たいものがおいしい季節です。

読者の皆さんも、夏はビールや清涼飲料関係を口にする機会が多いことでしょう。

夕方になると、駅前の焼き鳥屋さんで「ぷはぁぁぁー」とビールを至福の表情で飲んでいるお父さんたちを見かけます。

こう暑いと、アイスティー以外はなかなかお茶を飲む気にならないものですが、読者の皆さんはどうですか? 

中には「夏でも、トーゼンお茶は毎日飲む!」とか「ビールもいいけど、時々お茶が恋しくなるのさ!」という方がおられるでしょう。
 

僕はお酒がイケない口で(たまに飲みますが)、冷たいものを飲みすぎるとバテてしまうタイプなので、真夏でもお茶は欠かせません。(お茶好きならこうでなくちゃ!)

さすがにこの季節は熱々のお茶を飲むのはツライので、ちょっとぬる目のお茶を水分補給のためにゴクゴク飲みます。

高級な日本茶の場合は、もともと50度前後で淹れるのでちょうどいい感じです。

また、これは特に紅茶を飲んで感じるのですが、冷まして飲むと熱くして飲んでいたときには、感じられなかった味を発見することがあります。

あまり熱かったり冷たかったりすると、舌が味覚を感知できなくなるので、純粋にお茶の味を感じるには、ぬる目の方がいいみたいです。

この季節、ずっと冷たいものを飲み続けるのが理想なんですが、そればかり飲んでいると、体の調子がおかしくなっちゃいます。

下痢とか倦怠感とか夏バテとか、誰しも覚えがある症状ですよね。

本来は暖めるべき内臓を冷やすのですから、よほど強靭な胃腸を持っていない限り、体調を崩してしまうのも当然でしょう。

冷たいものをおいしく飲みつづけるために、また長い夏を乗り切るために、一日に一回は熱い(ぬる目でも)お茶を飲んでみてはいかがでしょうか。

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